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競技規則
U19スクラムプロジェクトのご報告
プロジェクト発足の経緯
平成19年4月1日から施行されるスクラムに関する競技規則改正に向けて、19才以下を対象としたスクラムに関する課題を整理し、競技規則に則ったスクラムを実現する環境を整備するため競技力向上委員会を中心に本プロジェクトがスタートした。

改正された競技規則(第20条1(h))は下記の通り。
「クラウチ」でフロントローは腰を落とした充分な姿勢をつくる。「タッチ」でフロント1・3番は外側の腕で、相手の肩の外側に軽く触れ、その後離す。レフリーは「ポーズ」のコールで充分な静止状態を確認した上で、「エンゲージ」をコールする。「エンゲージ」は命令ではなく、フロント同士で準備ができたら組み合ってよい、というコールである。
■参考
競技規則に関する通達(平成18年12月14日)
【写真で解説】スクラムに関する競技規則改正

プロジェクトメンバー
渡辺(インテグレイト部門)、山本(巧)(コーチ部門)、石渡、松井、梶原、高橋、森長、天野、當間(ユース部門)、阿世賀(レフリー部門)、永田(日本代表)、Tony、山本(寛)(ATQ)


活動経過
1. H18年10月25日 第1回プロジェクト会議
2. H19年2月3日 第2回プロジェクト会議兼スクラム担当トレーナー養成講習会
3. H19年2月10,11,17,18日 ユースサポートプログラム・U19スクラム合宿
ユースサポートプログラム・U19スクラム合宿にあわせて都道府県国体少年チーム指導者、国民体育大会及び同ブロック大会参加予定レフリーを召集し、改正された競技規則の説明、スクラム技術及び指導法紹介及びレフリング実習を行った。この合宿を通じて明らかになったことは以下のとおり。
  • 競技規則、コーチング及びレフリングの視点に整理して考える必要がある。
  • 参加者がどの程度改正された競技規則を理解しているか不明確である。
  • スクラムのコーチングについてはある程度理解を得られた。
  • レフリングに関する質問事項が多い。
    2月17日、立正大学 2月17日、立正大学 2月17日、立正大学
    左から、2対2を指導する梶原氏、スクラムマシンを利用して、二列目の組み方も指導する永田氏(以上2月17日、立正大学)
4. H19年3月13日 第3回プロジェクト会議
ユースサポートプログラム・U19スクラム合宿を通して得られた課題を整理し、今後の方針及び活動内容が下記の通り決まった。


方針
コーチング:

競技規則の趣旨(安全性確保)に則り、日本協会作成スクラム指導プログラムを通じて正しい技術を身につけさせる。(以下参照)

●安全なスクラムのポイント6項目
 
  1. 姿勢を作ったら動かない
  2. 背中をまっすぐにする
  3. 肩の位置は常に、腰よりも上を保つ
  4. あごを胸から軽く離し、常にターゲットを見る(上目使い)
  5. 体の軸をゴールラインに対して垂直にする
  6. しっかりと握り、バインドする


以下、日本協会作成スクラム指導プログラムから、上記の「安全なスクラムのポイント6項目」に関する部分をご紹介いたします。

1. 姿勢を作ったら動かない

キーポイント:
●プレーヤーが姿勢をつくった後は、バランスを保ち、ぐらついていないことを確認する。ぐらついていると、効果的ではないスクラム、安全ではないスクラムにつながる。
●効果的に押す「力」を生み出すために、以下の点に注意する。
  • 両足を肩幅の広さに開き、ゴールラインに対して平行に立つ
  • つま先は、ゴールラインに対してまっすぐに向ける

2. 背中をまっすぐにする

キーポイント:
●「背中をまっすぐに」できるように、お尻を後ろに突き出す。
●クラウチの際は、股関節を軸に上体を曲げ、その後ひざを曲げる。その時、両足の親指の付け根に体重をのせていること。
●プレーヤーが腹筋を十分活用できるように、おへそを腰の方へ引くイメージを持たせる。これによりプレーヤーは、より安定した姿勢となり、また、両脚から力を伝達させることができる。
●この結果プレーヤーは、安定性と力のある姿勢をとることができる!

良い例 悪い例
×
良い例 悪い例
×

3. 肩の位置は常に、腰よりも上を保つ

キーポイント:
●プレーヤーの肩の位置が腰よりも上にあることを、常に確認する。
●肩の位置が腰よりも下がっていると、スクラムが崩れやすくなるなど、プレーヤーが怪我をする可能性が高くなる。

良い例 悪い例
×

4. あごを胸から軽く離し、常にターゲットを見る

キーポイント:
●プレーヤーが以下の点を行っているか、常に確認する。
  • あごを胸から離しているか
  • 目をしっかりと開いているか
  • 頭を入れる場所をきちんと見ているか

●プロップのあごが極端に胸から離れているような(頭が上がり過ぎた)状態にならないように注意する。

良い例 悪い例
×
良い例 悪い例
×

5. 体の軸をゴールラインに対して垂直にする

キーポイント:
●プレーヤーの体の軸を垂直に保たないと、予想外の力が体にかかり、怪我をする危険がある。また、相手に与えるプレッシャーも少なくなってしまう。
●高い技術を持ち、体幹を強化していても、体の軸を垂直にできなければ、有効なスクラムにはならない。

良い例

6. しっかりと握り、バインドする

キーポイント:
●1番は、外側の腕で相手3番ジャージの胴の位置を握り、反対側の腕は、フッカーのパンツを握りバインドする。
●3番は、外側の腕で相手1番ジャージの胴の位置を握り、反対側の腕は、フッカーのパンツを握りバインドする。
●フッカーは、両プロップの上から手をまわし、ジャージのわきの下の位置を握りバインドする。
●ロックは、プロップの股の下から腿に腕を巻きつけ、プロップのパンツを握りバインドする。

良い例 悪い例
良い例 悪い例


(2007.3.31)

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